無店舗販売のメリットデメリット

個包装のお菓子とパン 販売のこと

私が実際に無店舗の焼き菓子屋をやってみて思ったことを書いてみました。
販売方法は主にインスタ経由でのBASE、Storesでの通販です。
無店舗の焼き菓子屋さんをこれから始める方の参考になれば幸いです。

無店舗販売のメリット

費用を抑えられる

工房(厨房)だけあれば良いので、おしゃれな内装にするための工事費用や備品の購入費をコストカット可能。
狭くても良いので家賃を抑えることができる。

接客しなくて良い

接客が苦手で、作るのに専念したい方にぴったり。

自分のペースで製造販売できる

定休日や営業時間を決めず、自分のペースで仕事できる。
予約分だけ作れば良く、ロスが出にくい。

無店舗販売のデメリット

集客しにくい

販売の方法がネット販売かイベント出店、委託販売の形になるので、お客さんに見つけてもらうのが難しく、インスタを更新しているだけではなかなかフォロワーも増えず知名度も売上も上がらない。
ネットショップについては、ECサイト作っただけではそもそもアクセスが来ない。
そしてきちんとブランディングできていないと競合が多い(手作りの焼き菓子屋も今では結構レッドオーシャン)中では間違いなく埋もれる。

メディアに取り上げられにくい

実店舗はオープンすると地域メディアや町のお店巡りをテーマにしているブロガー等に取り上げられることもあるが、店舗がない=お客さんが来れない店だとメディアに掲載されることは稀なので、いきなりバズって売上が上がることもほぼない。

営業が不安定

自分のペースで製造販売できる反面、不定期販売となり売上が安定しない。
安定しないのと、実体がないので社会的信用の構築が難しい。

配送にかかる費用や手間、リスク

ネット販売でも委託販売でも自分で配達しないなら送料が負担になる。
配送用の資材の購入が必要。
実店舗で手渡しするのと異なり、配送中に破損するリスクがある。

まとめ

全国にレンタルキッチンが増え、誰でも無料でネットショップを開設できるようになり、個人が簡単に無店舗のお菓子屋を開業しやすくなったといえます。
デメリットの対策としては、
①フォロワーを増やしてから販売を始める
②ネット広告を惜しみなくかける(少額だとあんまり大きな効果が無いため)
③インフルエンサーを利用する
④なるべく定期的に販売する
⑤60サイズの箱に収まるように梱包し、徹底的に隙間を埋める(または動かないよう固定する)

無店舗販売を始めるのはとても簡単になった一方、(家族の稼ぎや他に収入があって趣味起業で良いなら別ですが、)利益を出すとか続けていくのは簡単ではないと実際にやってみて思いました。

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